坂口製粉所のきなこは色が「やや白っぽく」感じる人がいます。
それは
「きなこの伝わり方」が深く関係していそうです。
きなこは京都・奈良が発祥地と言われています。
当時は色を保つ技術はなく、人づてに東西へ伝承していくときに、
「発祥地の色(例えば、こげ茶色)が、少し覚めて伝わった」を繰り返したのではないでしょうか。
北海道に伝わった時は遠くかけ離れて、薄く(=白っぽく)なり、それがカルチャーカラーとなって定着した、そう推測します。
坂口製粉所のきなこが白っぽいのは、そこに理由がありそうです。
私が生まれたときから、この色でした。
みなさんは、きなこの
「どこ」にこだわりますか?
味ですか…?それとも色ですか…?
弊社は「味」を求めています。きなこ屋さんのこだわりは各社違いますし、味の出し方には企業秘密も多いので、詳しくはお話しできませんが、弊社は
「大豆本来の甘さ」を活かす製法にこだわっています。
そのためには大豆の選定も大切です。
きなこは「色」というお客様には、なかなか受け入れてもらえないかもしれません。
一度、食べてみて下さい。
あとから
大豆の甘さがふわっと感じて頂けたら嬉しいです。
手前味噌ですが弊社のきなこは「味が良い」とのご評価を多くいただいてます。
みなさまに
「うまい!と言われるきなこづくり」を目指して参ります。
『きな粉屋さんの5代目』